GPS (Gravitational Particle Simulator) は、重力場における複数の物体の運動をシミュレートします。
(右図をクリックすると大きく表示します。)
作者: Fabio Mancinelli (xenon) さん
ホームページ:
http://www.olografix.org/xenon/
バージョン: 1.0 (2000/09/07)
ライセンス: GPL
付属ドキュメントREADME を読む
[2005/10/03 記]
上記ホームページは消滅していて、
Mancinelli さんの Home に redirect されますが、GPS
についての記述は見あたりません(もう興味を無くしてしまったのかなぁ)。
GNU の
Free Software Directory に少し情報があります。
インストールしたら、ターミナル・エミュレータから
$ gps
で起動します。
最初、右のように座標軸が表示されます。 ここで、赤が X 軸、緑が Y 軸、青が Z 軸です。 グリッドは Y = -1 の XZ 平面にあります。 カメラ位置は、X = 5、Y = 5、Z = 5 の位置にあり、ターゲット位置 (カメラの視野中心位置) は X = Y = Z = 0 の原点です。
マウスの左ボタンでドラッグすると、カメラ位置が X あるいは
Y 方向に、右ボタンでドラッグすると Z あるいは Y 方向にそれぞれ移動します。
Shift を押しながらドラッグすると、ターゲット位置が移動します。
(ドラッグを開始する画面上の位置は関係なく、座標軸が回転していても関係なく
座標軸のそれぞれの方向に移動します。
作者は分かりやすい操作と言っていますが、
なれないと思った位置に移動するのはかなり難しいです。)
デモのデータが /usr/share/doc/gps-1.0/demos/
にあります。
Open ボタンをクリックし、ファイル選択ダイアログで例えば
system1.gps を開いて見ましょう。
(ファイル選択のダイアログは、なぜか最初はファイルがリストされません。
上部のディレクトリメニューで現在のディレクトリを選択するなどすると
表示されるようになります。)
Start ボタンをクリックすると シミュレーションが始まります。
しばらく見ていると、何か妙です。Particle の番号が小さい方が手前にある場合でも、
番号が大きい方に隠れるように描画されてしまいます。
どうやら、単純に番号順に描いているようです。座標軸は Particle
より先に描いていて、これも決して Particle の手前には描かれません。
(OpenGL のプログラミングの問題だと思うので、どなたか直してみませんか。)
LinuxMLD 5,6,7 用の RPM gps-1.0-1_mlb1.i386.rpm (38,628 bytes) をインストールします。
※ LinuxMLD 7 では先に、DVD-ROM から glut-3.7-12 を追加インストールしてください。
rpm コマンドでインストールするには、
# rpm -i gps-1.0-1_mlb1.i386.rpm
とします。
MLD 5,6 では
Gnome の GUI でインストールすることもできます。
配付元ページが生滅しているので、ソースが必要な方は gps-1.0-1_mlb1.src.rpm (71 KB) をご利用下さい。
GPS は GtkGLArea ライブラリを使用しています。上記 RPM パッケージでは static-link しているので ライブラリのインストールは必要ありません。