geg (GTK+ Equation Grapher) は1変数の数学関数をプロットします。 x 軸、y 軸との交点や、2つの関数の交点を求める (方程式を解く) ことができます。
(右図をクリックすると大きく表示します。)
作者: David Bryant さん
ホームページ:
http://www.infolaunch.com/~daveb/
バージョン: 1.0.2 (2000/01/22)
ライセンス: GPL
付属ドキュメント README を読む
geg は LinuxMLD 6
に収録しています。
インストールしたら、 適当なターミナル・エミュレータから
$ geg
で起動します。
グラフを描くには一番下の「f(x) =
」の欄に関数式を書き込み、
「GO!
」をクリックするかリターンキーを押します。
標準設定では8本までのグラフが描けるようになっていますが、
Preferences の設定で最大 50 本まで描けるようにできます。
グラフの式で使用できる標準関数は「Help
」に一覧があります。
exp
が見当たりませんが、e^x
が使えるからでしょう。
グラフ画面をマウスの左ボタンでドラッグするとその範囲を拡大できます。
関数の交点がある領域をマウスの中ボタンで
このようにドラッグすると
Function Intercepts:- 4sin(x) and x^2 at: X=1.9338, Y=3.7394
のように交点の座標が表示されます。
右ボタンでドラッグした場合は、その範囲にある X 軸あるいは Y 軸との交点の情報が表示されます。 接点は現在のバージョンでは見つけてくれないようです。
x 軸の目盛りを Radian にできるのもなかなかいいです。
あとはスクロール機能が欲しいところです。
LinuxMLD 6
では Disc4 から geg-1.0.2-1mlb1.i386.rpm をインストールしてください。
LinuxMLD 7
および MLD 5 では
geg-1.0.2-1_mlb1.i386.rpm (43,378 bytes)
をインストールします。
rpm コマンドでインストールするにはスーパーユーザになって
# rpm -i geg-1.0.2-1_mlb1.i386.rpm
とします。
MLD 5,6 では
Gnome の GUI でインストールすることもできます。
類似アプリケーション
陰関数や不等式の表示ができるようです。プログラムは Objective Caml と Tk で書かれています。
ちょっと変わったアプリケーションとしては、時間 t を含む関数をリアルタイムでプロットできる gyapp (→ 解説ページ)、 標準入力からデータを読み込みながらプロットする RTP (→ 解説ページ) があります。
その他、データのプロットを含むグラフ作成アプリケーションについては gnuplot のページを参照してください。