正常に LinuxMLD がインストールされた状態ならば CD-ROM をドライブにセットして
$ mount /mnt/cdrom
でマウントできます (mount /dev/cdrom
でも構いません)。
mount コマンドは、正式には
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
のように、デバイスファイルとマウントディレクトリを指定します。
この形式の mount コマンドを実行できるのはスーパーユーザ (root) だけです。
片方だけ指定した場合には、/etc/fstab
の記述からデバイスファイルあるいはマウントディレクトリが一致するものを探し、
そこでの指定オプションを使ってマウントが行なわれます。
例えば MLD 6 の /etc/fstab
の
cdrom
の行はつぎのようになっています。
/dev/cdrom /mnt/cdrom iso9660 noauto,owner,kudzu,ro 0 0
ここで owner
の指定は、/dev/cdrom
(実際には /dev/hdc
にシンボリック・リンクしています)
の所有者はスーパーユーザでなくてもマウントすることができるという意味です。
そして /dev/cdrom
はローカルにログインしたユーザが所有者になるようになっています。
owner
の代わりに user
と指定すると
所有者に関係なく一般ユーザでマウントできます。
詳しくは man mount
および man fstab
でマニュアルページを参照してください。
リムーバブルメディアをだれでもマウントでき、そのメディア上のプログラム (特に SUID ビットを立てたプログラム) を実行できると、セキュリティ上問題があります。このため user の指定ではデフォルトでは同時に noexec, nosuid も指定されたことになるようになっています。
mount コマンドを引数なしで実行すると、現在のマウント状況が報告されます。
アンマウントは
$ umount /mnt/cdrom
(または umount /dev/cdrom
) です。このとき
umount: /mnt/cdrom: デバイスを使用中です
というメッセージが表示されることがあります。CD-ROM 上のディレクトリに
cd (change directory) している場合も「使用中」になりますので、CD-ROM
以外のところに cd してから umount します。
なお CD-ROM のメディアは自動では出てきませんので手動で取り出します。
あるいは次のように eject コマンドで取り出します
(機種によってはできないかもしれません)。
$ eject cdrom
デスクトップの何もないところをマウスの右ボタンでクリックすると 左のようなメニューがポップアップします。 ディスク → CD-ROM を選択します。 マウントに成功すればデスクトップに CD-ROM のアイコンが表示されます。 アイコンをマウスの右ボタンでクリックして出てくるメニューで「開く」を選択するか アイコンをダブルクリックするとファイルマネージャ Nautilus が開いて、CD-ROM のマウントディレクトリを表示します。
アンマウントするには、デスクトップ上の CD-ROM
アイコンをマウスの右ボタンでクリックして出てくるメニューで、
一番下の「取り出し」を選択します。
デスクトップの何もないところをマウスの右ボタンでクリックすると 左のようなメニューがポップアップします。 ディスク → CD-ROM を選択します。 マウントに成功すればデスクトップに CD-ROM のアイコンが表示され、 ファイルマネージャ Nautilus が開いて、CD-ROM のマウントディレクトリを表示します。
アンマウントするには、デスクトップの CD-ROM
アイコンをマウスの右ボタンでクリックして出てくるメニューで、
一番下の「アンマウントボリューム」を選択します。
デスクトップにある
CD-ROM 0 のアイコンをマウスの左ボタンでダブルクリックします。
Gnome のファイルマネージャが開いて、CD-ROM
のマウントディレクトリを表示します。
単にマウントだけ行なうには、右ボタンで CD-ROM 0 のアイコンをクリックし、出てきたメニューの「マウント」をクリックします。
アンマウントする場合は「取り出し」をクリックします。
CD-ROM をマウントした状態では上から2番目が「マウント解除」になりますが、
「マウント解除」ではメディアのイジェクトをしません。
MLD では CD-ROM を自動で (挿入しただけで)
マウントするようには設定していません。
CD-ROM の自動マウントはセキュリティを損なう恐れがあります。
CD-ROM を自動マウントできるようにするには、
magicdev を追加インストールし、
一度ログアウトしてログインし直し(Gnome を再起動し)ます。
MLD 7 ではメニューの「個人設定」に、
MLD 5,6 では
「プログラム」→「デスクトップ設定」→「周辺機器」
のところに「CDプロパティ」あるいは「CD Properties」が追加され、
CD-ROM の自動マウント、Audio CD の自動演奏などの設定ができるようになります
(セキュリティには十分ご注意ください。特に auto-run
プログラムの自動実行は危険です)。