【ホームページへ】 【Linux MLD 4 サポート】

Linux MLD 4 Q&A
viの使い方について

LinuxではXの設定を変更したり、どうしてもエディタで設定ファイルを
修正することがあります。そこでviの簡単な説明をしておきます。
コンソール画面でxemacsを使うこともできますが、viはコンパクト
ですので、どのディストリビューションでも含まれていることが
多く利用価値は高いと思います。


1 起動方法
  試しに /tmp/abc というファイルを編集してみます。

  # vi /tmp/abc

  を実行すると、/tmp/abcが新しいファイルであれば画面上には

~
~
~
~
~
~
"/tmp/abc" [New File]

  のように表示されます。~ は何もない空行を表します。

2 文字の挿入
  viには3つのモードがあります。
  起動直後はコマンドモードになっています。
  このモードではキーボードの入力はカーソルの移動や行の削除等の
  編集コマンドになっています。
  ここで キーボードから i (小文字のi)を入力します。
  画面の最下行が

~
~
-- INSERT --

  の表示に変わります。ここでキーボードから入力すると、その
  文字が挿入されていきます。この状態が挿入モードです。
  数行入力したら、Escキーを押します。これでコマンドモードに
  戻ります。

3 文字の削除
  カーソルキーまたはh,j,k,lキーでカーソルを移動して、削除
  したい文字または行に合わわせます。
  コマンドモードでは
    x   1文字削除
    dd  1行削除  (dを2回入力)
  コマンドで文字、行を削除できます。

4 文字列の検索は
  文字列の検索には / を入力します。
  画面の最下行が

~
~
~
/
  の表示に変わります。ここでキーボードから検索したい文字列を
  入力して、Enterを入力すると見つかった文字列にカーソルが
  移動します。

5 保存と終了
  変更を保存してエディタを終了するにはコマンドモードで : (コロン)を
  入力します。画面の最下行が

~
~
~
:

  に変わります(exモード)。ここで w を入力しEnterキーを入力すると
  ファイルへ書き込みます。コマンドモードに戻りますので、再度
  : (コロン)を入力し、q を入力してEnterキーを入力します。
  これでviは終了します。
  変更を保存したくない場合は、: (コロン)を入力し、q! を
  入力してEnterキーを入力します。
  

  コマンドモードから変更を保存してエディタを終了するには、
  ZZ (大文字のZを2回入力)を使うこともできます。

  エディタですので文字の挿入と削除、保存ができればとりあえずファイルの
  編集は可能でしょう。

  インターネットにはいくつかのviのページがあります。
  viの使い方 等で検索してみてください。