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Linux MLD III Q&A

メルコ製 LANカード LGY-PCI-TR(VIA86C926)の動作方法。

LGY-PCI-TRはVIA86C926を使用しています。MLD IIIではVIA86C926を認識する
とne2k-pciドライバーをセットアップしますが、VIA86C926はne2k-pciでは
正しく動作しない場合があります。この場合は従来のneドライバーを使うよう
に以下の修正が必要です。

1 まず カードに割り当てられているPCIのIRQとIOアドレスを調べます。
	# cat /proc/pci
を実行します。VIA86C926が使われていれば以下のような行があるはずです。
ここでは IRQが9 IOが0x6000となっています。
  Bus  0, device  11, function  0:
    Ethernet controller: VIA Technologies VT 82C926 Amazon (rev 0).
      Medium devsel.  IRQ 9.  
      I/O at 0x6000.

 82C926と表示されているのは86C926の誤りです。(pci.hが修正されるべきで
 しょう)

2 /etc/conf.modules ファイルにvi等でドライバーにneを使うようエントリー
変更し、IRQ、IOアドレスのオプションを追加します。
  変更前
     alias eth0 ne2k-pci
  変更後
     alias eth0 ne
     options ne io=0x6000 irq=9


3 ネットワークを一度停止してドライバーを削除します。
	# /etc/rc.d/init.d/network stop
	# modprobe -r ne2k-pci

4 ネットワークを再起動します。
	# /etc/rc.d/init.d/network start

5 neドライバーが正しくロードされたか
	# dmesg
を実行して
  ne.c:v1.10 9/23/94 Donald Becker (becker@cesdis.gsfc.nasa.gov)
  NE*000 ethercard probe at 0x6000: 00 40 26 3f 3b 92
  eth0: NE2000 found at 0x6000, using IRQ 9.
等と表示されていれば、LANカードは認識されています。